2010年04月27日

福井知事が月内に了承、もんじゅ運転再開へ(産経新聞)

 平成7年のナトリウム漏れ事故で運転を停止している日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開について、西川一誠・同県知事と川端達夫文部科学相、直嶋正行経済産業相の3者協議が26日にも開かれる。西川知事は今月中に運転再開について了承を表明。運転再開は5月上旬になる見通しだ。

 西川知事は運転再開の了承にあたり、国に地域振興策と協議開催を求めていたが、水面下の協議で折り合いがついた模様だ。

 県は3者協議で地域振興策などを確認したあと、敦賀市長の意向を確認。今月中にも運転再開の了承を表明する。原子炉起動前に行う経産省原子力安全・保安院の立ち入り検査は数日間を要するため、原子炉起動は5月上旬になる見通し。

 県は再開の地元判断について、独自に安全性を確認するとともに、北陸新幹線の県内延伸を含む地域振興を国に求めている。

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2010年04月24日

《妻子に心残りしか》…亡き息子に捧ぐ慟哭4首 JR福知山線脱線5年(産経新聞)

 乗客106人が犠牲になったJR福知山線脱線事故で、長男の英也さん=当時(44)=を失った植木安さん(79)=兵庫県川西市=が2月下旬、歌集を自費出版した。40年近くにわたり詠んだ歌は、約1800首。その中に4首、英也さんを悼みつづった歌をしのばせた。《英也よ 安らかに逝(い)け 汝(な)がために 父はも哭(な)かむ 母はも哭かむ》。三十一(みそひと)文字に、亡き息子への思いを込めた。

 《あはれ英也 四月廿五日 九時十八分 四十四を一期 いのち了(おわ)んぬ》

 平成17年4月25日、英也さんは兵庫県猪名川町の自宅から大阪市内の勤務先に向かうため、快速電車の先頭車両に乗車していた。植木さんが変わり果てた英也さんと対面したのは、3日後の28日午後。息子の顔にそっと手を当てることしかできなかった。

 家族と音楽をこよなく愛した英也さん。妻と当時高校1年の長男、中学2年の次男を残して逝かざるを得なかった息子の無念さに、涙がこぼれた。

 《妻に子に いかばかり 心残りしか 無念を思(も)ひて 涙とどめず》

 翌29日早朝、目が覚めると英也さんへの思いが高まり、歌が自然と心に浮かんだ。30日の葬儀では、出棺の前にその4首を詠みあげようとしたが、涙があふれて声にならなかった。

 あれから5年がたとうとする今春、英也さんの次男も長男に続き、大学入った。事故を乗り越え、歩みだそうとしている孫たちの成長が頼もしい。あのとき息子に届けようとした4首を、600ページを超える歌集の巻末近くに「子を送る 四首」と題して収めた。

 最後の1首には、悲しみが2度と繰り返されないことを願い、死亡した運転士を含め、事故で亡くなった人全員への思いが込められている。

 《憶ふべし 失(う)せし人々 百七人(ななたり) 地の底ゆ聞く 慟哭(どうこく)の歌》

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2010年04月23日

<JR北海道>特急展望室を廃止 衝突事故受け(毎日新聞)

 JR北海道は安全性を優先し、特急4車種5列車の先頭車両に設置されている展望スペースを立ち入り禁止にすることを決めた。今年1月に北海道深川市のJR函館線踏切で起きた特急列車とトラックの衝突事故を受けたもので、早ければ5月にも実施する。展望スペースは運転手の目線を体感できることから、鉄道ファンや親子連れなどに人気があり、残念がる声も聞こえてきそうだ。

 展望スペースのある特急列車は、道内を走る261系(スーパーとかち、スーパー宗谷)▽281系(スーパー北斗)▽283系(スーパー北斗、スーパーとかち、スーパーおおぞら)のほか、函館−八戸間を走る789系の一部(スーパー白鳥)。

 それぞれの先頭車両前部は2階建てで、2階部分が運転台。1階部分が約2.7平方メートルの展望スペースとなっており、乗客が自由に立ち入りすることができる。また、先頭部分の車窓(縦約60センチ、横約40センチ)から見える風景は人気がある。

 深川市の踏切事故では、トラックと衝突した特急列車「スーパーカムイ」の先頭車両前部が大破し、運転士が重傷を負うなど計45人が負傷した。展望スペースのある列車なら、重傷を負う可能性が高いと判断。「人気の場所だが、安全面を優先した」(同社広報部)とし、立ち入り禁止にすることにした。スペースの出入り口に柵などを設置する予定だ。

 JR各社によると、展望スペースのある特急列車はJR九州管内で2列車が運行しているが、JR九州広報室は「立ち入り禁止にする理由がない」と話している。【今井美津子、岸川弘明】

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